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社労士初心者は何から始める?勉強法を7ステップで解説!

社労士初心者は何から始める?勉強法・教材・時間を解説 社労士受験

社労士の勉強を初めて始めるなら、いきなり通信講座を選ぶのではなく、まず7ステップで実際に勉強を始めてから、自分に合う学習方法を判断すればOKです。

まずは、この7ステップで進めます。

  1. 受験資格と試験の全体像を確認する
  2. 受験する年度を決める
  3. 教材を1系統に絞る
  4. まず1科目を勉強する
  5. 学んだ範囲の問題をすぐ解く
  6. 間違えたところへ戻る
  7. 7日間続けて、自分に合う学習方法を判断する

ポイントは、独学か通信講座かを、勉強を始める前に決めなくてもよいことです。

まず1週間、実際に「読む→解く→戻る」まで経験してみます。そこで、学習計画を立てるのが難しいのか、分からないところを自力で処理するのが難しいのか、復習を続けるのが難しいのかを確認します。

不足している部分が分かってから、独学を続けるのか、Web講義や模試だけ追加するのか、通信講座を利用するのかを決めたほうが、自分に必要なサポートを選びやすくなります。

この記事を読めば、「社労士初心者は何から始めればいい?」と何度も検索して時間を使う必要はありません。最初の7日間にやることまで決められます。

※本記事はコンテンツ制作ポリシーに則り作成しております。記載内容に不正確な点や相違がございましたら、お手数ですがお問い合わせ窓口よりご連絡ください。確認の上、速やかに修正・対応いたします。各種資格講座に関するトラブルが指摘されるなか、当サイトでは、信頼性に懸念がある資格講座は一切紹介しておりません。

✍️ この記事を書いた人


齋藤勇博
社会保険労務士・FP/資格・労務の専門サイト運営

労働・社会保険分野の実務経験と資格学習経験をもとに、社労士受験生向けの教材・通信講座・学習方法を解説しています。

講座を一律にすすめるのではなく、独学を含め「その人が続けられる学び方」を選べる情報提供を心がけています。

社労士初心者が最初に知っておきたい試験の全体像

社会保険労務士試験とは、労働・社会保険に関する幅広い知識を、選択式と択一式で問う国家試験です。

試験では、労働基準法、労災保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、一般常識などを学びます。

現在の試験制度では、選択式が8科目・40点、択一式が7科目・70点です。さらに、総得点だけでなく科目ごとにも合格基準が設定されます。

項目 選択式 択一式
科目数 8科目 7科目
満点 40点 70点
主な形式 空欄の語句・数字を選ぶ 選択肢の正誤を判断する
学習ポイント 用語・数字を思い出す力 正確な知識で判断する力
合格判定 総得点+科目別基準

この試験構造から分かるのは、得意科目だけを伸ばせばよい試験ではないことです。

全科目を一度回す
↓
問題を解く
↓
苦手なところへ戻る
↓
もう一度全体を回す

最新の確定合格率は5.5%

2025年度(第57回)試験では、受験者43,421人に対して合格者は2,376人、合格率は5.5%でした。

「合格率5.5%=初心者の94.5%が不合格」という意味ではありません。
5.5%は、初受験者・再受験者、独学者・講座利用者などを含めた受験者全体の数字です。

ここまでは試験の基礎ですが、初心者にとって本当に考えることは、これだけ広い試験範囲をどうやって何か月も回し続けるかです。

 

法律初心者でも社労士合格を目指せる?

法律を勉強した経験がなくても、社労士合格を目指せます。

ただし、法律初心者ほど注意したいのが、最初の1周ですべて理解しようとしないことです。

たとえば、労働基準法を初めて勉強すると、労働時間、休憩、休日、36協定、割増賃金、変形労働時間制など、聞き慣れない制度が続きます。

最初から条文や例外、細かな数字まで全部覚えようとすると、最初の科目から進まなくなります。

テキストを読む
↓
問題を解く
↓
間違えた場所を確認する
↓
テキストへ戻る

この往復を繰り返すうちに、最初はバラバラだった知識が少しずつつながってきます。

 

💡 現役社労士ワンポイント

初学者が止まりやすいのは、「分からないまま進んではいけない」と考えたときです。ただし、何も理解せず読み飛ばすことと、主要な仕組みを理解して細部を後回しにすることは別です。1周目は全体の地図を作り、問題演習で必要になった部分へ戻るほうが、複数科目を最後まで回しやすくなります。

 

STEP1|受験資格と試験の全体像を確認する

最初に行うのは、教材選びでも講座比較でもありません。

まず「自分が社労士試験を受験できるか」を確認します。

まず受験資格を確認する

社労士試験には受験資格があります。

  • 学歴による受験資格
  • 実務経験による受験資格
  • 一定の国家試験等の合格による受験資格

実務経験ルートでは、該当する業務内容や従事期間など細かな条件もあります。個別判断が必要になる場合もあるため、必ず社会保険労務士試験オフィシャルサイトの「受験資格について」で確認してください。

試験科目と合格基準を確認する

STEP1では、次の3点を理解できれば十分です。

□ 複数の労働・社会保険科目を勉強する

□ 選択式と択一式の2形式がある

□ 総得点だけでなく科目別の合格基準がある

STEP1の完了ラインは、「自分は受験資格を満たし、どのような試験を受けるのか理解する」状態です。

 

STEP2|受験する年度を決める

受験資格を確認したら、いつ受験するかを決めます。

例年8月下旬が本試験日

社労士試験は、例年おおむね次のスケジュールで実施されます。

  • 申込期間: 4月中旬~5月末
  • 試験日: 8月下旬
  • 合格発表: 10月上旬

参考までに、2026年度は次の日程でした。

  • 申込期間: 4月13日~5月31日
  • 試験日: 8月23日
  • 合格発表: 10月1日

受験する年度の正式な試験日程は、社会保険労務士試験オフィシャルサイト「社会保険労務士試験のご案内」で確認してください。

1週間に使える勉強時間を計算する

平日に使える時間 × 5日 + 休日に使える時間 × 2日
= 1週間の学習時間

たとえば、平日1.5時間、土日4時間ずつなら、

1.5時間 × 5日 + 4時間 × 2日 = 15.5時間/週

48週間(約1年間)続けると、

15.5時間 × 48週 = 744時間

になります。

まとまった勉強時間を確保しにくい場合は、通勤時間や昼休みを問題演習・復習に使う方法もあります。

スマホなら、動画講義だけでなく、一問一答や過去問まで進められるため、スキマ時間を学習時間へ変えやすくなります。

>> スマホアプリで社労士勉強できる方法を確認する

社労士の勉強時間は800~1,000時間が一つの目安

社労士の受験情報では、800~1,000時間程度が学習時間の目安としてよく紹介されています。

ただし、800~1,000時間は、試験センターが定めた合格条件ではありません。
1週間の学習時間 48週間の合計
10時間 480時間
15時間 720時間
20時間 960時間
25時間 1,200時間

>> 社労士合格までの勉強時間と期間を確認する

 

STEP3|市販教材を1系統に絞る

受験年度と学習時間を決めたら、次は実際に使う教材を決めます。

ここでは、まだ通学・通信講座を選びません。

まず7日間、自分で学習を回せるか試すために、市販教材を1系統に絞ります。

必要なのは、基本的に次の2つです。

基本テキスト1冊+対応する問題集1冊

最初から複数の出版社の教材を買いそろえたり、一問一答やまとめ本まで用意したりする必要はありません。

この7日間の目的は、市販教材だけで合格できるかを判断することではなく、

「自分で読んで、問題を解いて、間違えたところへ戻るところまで回せるか」

を確認することです。

学習期間を決めたら、教材を用意します。

初心者が最初に必要なのは、教材の「数」ではなく、迷ったときに戻る教材を1系統に固定することです。

最初は基本テキスト+問題集を軸にする

教材 主な役割 初心者の優先度
入門書 試験の全体像を知る ○
基本テキスト 分からないときに戻る ◎
問題集・過去問 理解できているか確認 ◎
一問一答 スキマ時間の反復 ○
法改正・白書教材 最新情報を補う 後半
模試 本試験形式で確認 直前期

市販教材には、それぞれ役割があります。

最初の7日間では、基本テキストと対応する問題集があれば十分です。

たとえば、基本テキストで「労働時間」を読んだら、同じシリーズの問題集で労働時間の問題を解きます。

テキストと問題集の構成が対応していれば、

テキストを読む
↓
同じ論点の問題を解く
↓
間違えたページへ戻る

という流れを作りやすくなります。

入門書は必要?

必須ではありません。

基本テキストを開いてみて、「何の話をしているのかほとんど分からない」と感じる場合に、入門書を利用します。

入門書は、社労士試験の地図を見る教材と考えると分かりやすいでしょう。

教材を増やしすぎない

A社の基本書、B社の一問一答、C社のまとめ本……と増やしていくと、どこまで終わったか、何を覚えたか、どこが苦手なのかが分散しやすくなります。

教材数より「分からなくなったら、どこへ戻るか」が決まっていることを優先してください。

7日間では「市販教材だけ」で試してみる

今回の記事では、STEP7で初めて、

  • 独学を続ける
  • Web講義などを部分的に追加する
  • 通信講座を利用する
  • 通学を検討する

といった学習方法を判断します。

そのため、STEP3の段階では、いったん市販教材だけで学習サイクルを試します。

7日後に、

「テキストを読んで問題まで自分で進められそう」

と感じれば、独学を続ける選択があります。

一方で、

「文章だけでは理解しにくい」
「何をどこまで勉強すればいいか判断できない」
「学習計画を自分で作る負担が大きい」

と感じた場合は、STEP7で通学講義や通信講座を検討します。

初心者が最初に必要なのは、教材の「数」ではなく、迷ったときに戻る教材を1系統に固定することです。

STEP4|まず1科目を勉強する

教材を決めたら、情報収集をいったん止めます。

実際に1科目を始めてください。

独学なら労働基準法から始めやすい

独学の場合は、労働基準法から始める方法が取り組みやすいです。

会社員なら、労働時間、休憩、休日、残業、有給休暇など、仕事と結びつけて考えられるテーマが多いためです。

1科目を100%完成させようとしない

1科目を完成させてから次へ進むのではなく、全科目を回しながら完成度を上げていきます。

労働基準法を1周したら次へ進み、後から再び労働基準法へ戻る、という進め方です。

 

STEP5|学んだ範囲の問題をすぐ解く

1テーマ学んだら、問題を解きます。

基本テキストを全部読み終えるまで、問題集をしまっておく必要はありません。

テキストを全部読み終えるまで待たない

労働時間を読む
↓
同じ範囲の問題を解く
↓
分からなかったところを確認

1テーマ学んだら5~10問解く

最初から100問解く必要はありません。

記事内の実践目安として、1テーマ学んだら5~10問程度から始めます。

正解数より「分からない場所」を見つける

問題集は「成績表」ではなく、「弱点を探す道具」として使います。

10問中3問しか正解できなくても、今の段階では問題ありません。

「どこへ戻ればいいか」が分かったこと自体が、問題演習の成果です。

1テーマ学習後のミニサイクル

STEP6|間違えたところへ戻る

問題を解いたら、正解・不正解だけを確認して終わらせません。

すべてを最初から読み直さない

1問間違えるたびに章の最初から全部読み直すのではなく、間違えた論点へ絞って戻ります。

数日後にもう一度解く

今日正解した問題でも、数日後には答えを思い出せないことがあります。

忘れたこと自体を失敗と考える必要はありません。

忘れる → 戻る → 思い出す

「読む→解く→戻る→解き直す」を繰り返す

デザイナー向け指示書: 社労士初心者の基本学習サイクル

STEP7|自分に合う学習方法を判断する

ここまで来て、初めて独学か通信講座かを判断します。

勉強を始める前に決める必要はありません。STEP1~6を7日間だけ実際に試してから判断します。

最初の7日間はこの順番で進める

日 対応STEP やること ゴール
Day1 STEP1 受験資格・試験確認 受験できるか確認
Day2 STEP2 受験年度・週間時間 期限を決める
Day3 STEP3 教材を1系統に選ぶ 教材探しを終了
Day4 STEP4 最初の1テーマ 勉強開始
Day5 STEP5 問題を解く アウトプット開始
Day6 STEP6 間違い復習 復習を経験
Day7 STEP7 1週間を振り返る 学習方法を決定

Day7で確認するのは点数ではない

□ 勉強時間を実際に作れた

□ 決めた教材を開けた

□ 問題演習まで進めた

□ 分からない部分を調べられた

□ 間違えた問題へ戻れた

5項目セルフ診断で学習タイプを確認する

□ 計画:1週間の予定を作れる

□ 修正:予定が崩れても組み直せる

□ 理解補助:分からない論点を処理できる

□ 情報更新:法改正・白書・模試を追加できそう

□ 反復:同じ教材へ何度も戻れそう

YES 4~5個:独学中心を検討
YES 2~3個:ハイブリッド型を検討
YES 0~1個:通信・通学を検討

※この5項目は合格可能性を判定する科学的テストではありません。自分に必要な学習サポートを整理するための目安です。

独学・ハイブリッド・通信・通学を比較する

比較軸 独学 ハイブリッド 通信講座 通学
費用 抑えやすい 中間 高くなりやすい 高くなりやすい
自由度 高い 高い 高い 低め
学習順序 自分 一部外部化 講座側 学校側
質問 基本は自力 含む場合あり 含む場合あり 直接聞きやすい
法改正 自分で追加 含む場合あり 含む場合あり 含む

「何を外注するか」で学習方法を決める

  1. 学習順序:次に何を勉強するか
  2. 重要論点の選別:どこへ時間を使うか
  3. 進捗管理:予定を立て、遅れを修正する
  4. 質問・理解補助:分からない部分を解決する
  5. 法改正・白書・模試:後半の追加対策を準備する

自分でできる部分まで外部へ任せる必要はありません。逆に、すべてを独学で抱える必要もありません。

 

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社労士初心者がやってはいけない勉強法7つ

  1. 受験資格を確認せず始める
  2. 受験年度を決めず、空いた時間だけ勉強する
  3. 教材を次々に買い足す
  4. 1科目を100%完成させるまで次へ進まない
  5. 問題演習を最後まで後回しにする
  6. 間違えるたびに章の最初から読み直す
  7. 実際に勉強する前に「独学か通信か」を決める
7ステップの反対をしないことが、初心者の遠回りを減らす基本です。

 

まとめ|7ステップでまず1週間始めてみよう

社労士初心者が最初にやることを、もう一度整理します。

社労士初心者「7日間スタート+学習タイプ5項目診断」

初心者が最初に決めるのは、「どの通信講座を買うか」ではありません。

まず7日間、読む → 解く → 戻るところまで実際に経験してください。

自分でできることは自分で行い、難しい部分だけ外部へ任せる。

この順番なら、「初心者だから通信講座」「費用を抑えたいから全部独学」という二択になりません。

 

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社労士初心者によくある質問

社労士は法律初心者でも合格できますか?

法律学習の経験がなくても目指せます。

最初から法律用語をすべて理解しようとせず、基本テキストと問題演習を往復しながら少しずつ理解を深めます。

社労士は独学でも合格できますか?

独学で受験すること自体は可能です。

ただし、教材選択・学習計画・質問・法改正・白書・模試などを自分で管理する必要があります。

「初心者だから独学は無理」ではなく、自己管理できるかで判断してください。

>> 社労士は独学と通信講座どちらが合うか比較する

社労士初心者に入門書は必要ですか?

必須ではありません。

基本テキストを読んでも全体像がつかめない場合に、入門書を先に使う方法があります。

基本テキストや入門講義で理解できるなら、入門書を追加しなくても構いません。

社労士のテキストは何冊必要ですか?

最初は基本テキスト1系統+問題集1系統を軸にします。

教材を増やすのは、法改正、白書、模試など目的が明確になってからで十分です。

最初は何の科目から始めればいいですか?

独学なら労働基準法から始める方法が取り組みやすいです。

通信講座などカリキュラムが用意されている場合は、基本的に講座の順番に従います。

1日何時間勉強すればいいですか?

1日の時間だけを固定する必要はありません。

たとえば平日は1~2時間、休日は3~4時間など、1週間単位で確保できる時間を計算したほうが現実的です。

いつから勉強を始めればいいですか?

一般に資格学校は800~1,000時間程度を目安として紹介しているため、働きながらなら長めに期間を取るほうが1日あたりの負担を下げられます。

ただし必要時間には個人差があり、公式に「○時間必要」と決められているわけではありません。

過去問はいつから解けばいいですか?

基本知識を全部覚えるまで待つ必要はありません。

学習した範囲の問題から早めに解き、間違えたところをテキストへ戻す方法が取り組みやすいです。

初心者は通信講座を利用したほうがいいですか?

初心者という理由だけで通信講座を選ぶ必要はありません。

学習予定を立てられない、質問先が必要、法改正や直前対策まで自分で管理したくない場合は、通信講座を使うメリットが大きくなります。

働きながらでも社労士を目指せますか?

働きながら受験する場合は、平日だけに勉強時間を頼らず、

  • 通勤
  • 昼休み
  • 帰宅後
  • 休日

へ分散させる方法があります。

2025年度の合格者について厚生労働省の資料では、職業別で会社員が58.4%を占めています。少なくとも、仕事をしながら合格している人が相当数いることは公式データから確認できます。

>> 働きながら社労士合格を目指す勉強法を見る

 

参考文献

 

マルイFP労務事務所

いらっしゃいませ。マルイFP労務事務所の公式サイトへようこそ。
ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士の視点から、お金や労働法・社会保険に関すること、社労士受験情報を発信しています。

社労士受験
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