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社労士の勉強は4月からでも間に合う?今年・翌年の判断基準

社労士の勉強は4月からでも間に合う?今年・翌年の判断基準 社労士受験

4月になってから社労士を目指そうと思うと、

「8月の試験に今から間に合うのか」
「1年待って翌年を目指した方がいいのか」

と迷うかもしれません。

結論

4月からでも社労士試験の合格は目指せます。

ただし、「4月からその年8月を狙う」のか、「4月から翌年8月を狙う」のかで、難易度も勉強方法も大きく変わります。

特に、フルタイムで働きながら初めて社労士を勉強する人が、その年の8月を本命にする場合は、かなりの学者量が必要です。

一方、4月から翌年8月を目標にすれば、基礎を学んで終わりではなく、

学ぶ → 忘れる → 解き直す → 弱点を直す

という反復までできます。

この記事では「社労士は1,000時間必要だから、残り日数で割ればいい」という単純な考え方だけでは判断しません。

4月スタートを判断する3つのポイント

① 1週間に実際に使える時間
② 現在の知識・受験経験
③ 全科目で基準点を守れる見込み

この3点から、

  • 今年8月を本命にする
  • 今年は実戦経験として受験し、翌年を本命にする
  • 最初から翌年8月を本命にする

のどれが合うのかを判断していきます。

この記事を最後まで読めば、「4月から社労士に間に合うのか」と何度も検索する必要はありません。
自分が狙う受験年度と、今日から何をするかまで決められます。

※本記事はコンテンツ制作ポリシーに則り作成しております。記載内容に不正確な点や相違がございましたら、お手数ですがお問い合わせ窓口よりご連絡ください。確認の上、速やかに修正・対応いたします。各種資格講座に関するトラブルが指摘されるなか、当サイトでは、信頼性に懸念がある資格講座は一切紹介しておりません。

✍️ この記事を書いた人


齋藤勇博
社会保険労務士・FP・日商1級/資格・労務の専門サイト運営

社会保険労務士の学習経験をもとに、社労士試験の勉強法や通信講座を比較・解説しています。

「何となく人気だから」ではなく、使える時間や学習スタイルから、自分に合った方法を選べる情報提供を大切にしています。

社労士は4月からでも間に合う?結論

社労士試験は4月からでも合格を目指せますが、その年8月の合格は条件が厳しく、翌年8月なら十分な学習期間を確保できます。

4月からその年8月を狙う場合

不可能ではありません。

実際、2025年度には4月21日から本格的に講義を始め、初受験で合格したTAC受講生の事例があります。

ただし、その人の学習時間を見ると、導入期~基礎期は週平均80時間、直前期でも週60時間でした。4月に前職を退職し、転職までの期間を利用して朝から夜まで勉強する生活を組んでいます。

出典:資格の学校TAC「2025年度 社会保険労務士試験 合格体験記13」

ここが重要です。

「4月から合格した人がいる」ことと、「フルタイム勤務の初学者にも再現しやすい」ことは別です。

4月から翌年8月を狙う場合

初学者や会社員なら、こちらの方が計画を組みやすくなります。

例えばユーキャン社労士講座では、受講開始時期から試験までの期間が7ヶ月より短くなる場合、サポート期間を延長し、翌年の試験月まで指導を受けられます。

「4月だから遅い」のではありません。
重要なのは、4月からどの試験を目標にするかです。

 

4月から「今年8月」と「翌年8月」は何が違う?

📊 比較表:4月スタートの今年受験・翌年受験

項目 その年8月 翌年8月
学習期間 約4~5か月 1年以上
初学者 かなり高負荷 取り組みやすい
再受験者 現在地次第 余裕を作りやすい
フルタイム勤務 学習時間確保が課題 仕事と組み合わせやすい
学習方法 高速インプット+演習 基礎→復習→演習
メリット 最短で挑戦できる 復習回数を増やせる
主なリスク 全範囲の消化が難しい 中だるみ

社労士試験では、選択式・択一式それぞれの総得点だけでなく、科目ごとの基準点も満たす必要があります。

そのため短期戦でも、

全科目で最低ラインを守る → 得点源で上積みする

という設計が必要です。

 

4月スタートは「勉強時間」だけで決めない|今年・翌年を分ける3つの変数

TACは学習時間の目安として、独学の場合は約800~1,000時間、通信講座・予備校を利用する場合は600~700時間としています。

ただし、必要時間は事前知識や受験経験でも変わります。

4月短期戦の現実性を決める3条件

① 1週間に本当に使える学習時間

② 現在の知識・実務・受験経験

③ 全科目で基準点を守れる見込み

社労士4月スタート「今年・翌年」の3変数

① 1週間に実際何時間使えるか

4月1日から試験日の8月下旬までは約20週間です。

📊 比較表:4月1日から8月下旬までの学習ペース

想定学習量 1週間あたり 1日平均
600時間 約29.0時間 約4.1時間
700時間 約33.8時間 約4.8時間
800時間 約38.6時間 約5.5時間
1,000時間 約48.3時間 約6.9時間

注意:600時間勉強すれば合格できる、という意味ではありません。4月からその年8月を狙う場合の負荷を把握するための目安です。

たとえば、平日2時間×5日、土日5時間×2日なら週20時間です。

「頑張れば平日4時間できるはず」ではなく、残業・家事・育児・通勤まで入れた実際の生活から計算してください。

② 初学者・実務経験者・再受験者でスタート地点は違う

📊 比較表:4月時点の現在地

現在地 その年8月の本命度
法律・社労士とも完全初学者 低め
人事労務の実務経験あり 知識を確認して判断
法律系資格の学習経験あり 初学者より進めやすい場合あり
社労士の再受験者 候補になりやすい
前年に合格点付近 今年本命の有力候補

ただし、人事労務の実務経験=試験問題が解けるではありません。

実務経験はプラス材料として考えつつ、過去問や基本問題で現在地を確認しましょう。

③ 社労士は「苦手科目を全部捨てる」が難しい

社労士試験は総得点だけでなく、科目ごとの基準点も満たす必要があります。

つまり、

「得意な年金科目で大量得点するから、苦手科目は0点でもよい」

という戦略は取りにくい試験です。

短期学習では捨て論点を作ることはありますが、捨て科目まで作るのは別です。

4月スタートでその年を狙うなら、

  1. 全科目を一度は通る
  2. 基本問題で最低ラインを作る
  3. 得意科目で上積みする

という順番で考えます。

💡 現役社労士ワンポイント

短期受験では『勉強しない範囲を決める』こと自体は必要です。ただし、科目を丸ごと切るのではなく、各科目の基本論点を確保したうえで、細かすぎる論点に使う時間を削る考え方が現実的です。

 

5問で判定|あなたは「今年・経験受験・翌年」のどれ?

社労士4月スタート 5問診断

☐ 週30時間以上の勉強時間を、試験まで現実的に確保できる

☐ 社労士の受験経験・法律学習経験・人事労務知識のいずれかがある

☐ すでに主要科目の基礎問題・過去問にある程度対応できる

☐ 7~8月は仕事・休日の予定をある程度試験優先へ変更できる

☐ 5~6月までに全科目を最低1回転できる見込みがある

YESが4~5個

今年8月本命も検討できます。

ただし、法律初学者の場合は一段慎重に判断してください。

YESが2~3個

今年は実戦経験+翌年本命が候補です。

模試・本試験・年度別過去問を使い、科目別の弱点を翌年へつなげます。

YESが0~1個

翌年8月本命の方が学習を組み立てやすいです。

特に「完全初学者+フルタイム勤務+家庭あり」という条件が重なる場合は、4か月へ無理に圧縮しない方が復習回数を確保できます。

 

4月から今年8月を目指すなら1日何時間?

私は一律に「1日○時間」とは考えません。

残り必要学習量 ÷ 残り日数 = 1日あたりの学習量

さらに既習者なら、

残り必要学習量 = 想定学習量 − すでに身についている範囲

と考えます。

再受験者と完全初学者を、同じ「1,000時間」で計算する必要はありません。

 

4月から今年の社労士試験を目指すロードマップ

4月から今年8月を目指す社労士ロードマップ

4月|労働科目+すぐ問題演習

労基・安衛・労災・雇用・徴収法を進めます。

インプット → 問題 → テキストへ戻るをセットにします。

5月|社会保険科目まで全範囲1周

健保・国年・厚年・一般常識まで進みます。

1回目から完璧を求めず、全体へ到達することを優先します。

6月|アウトプット比率を上げる

過去問・科目別問題・選択式・法改正へ比重を移します。

7月|横断整理・模試・弱点補強

似た制度を横に並べて整理し、本試験と同じ時間で模試を解きます。

8月|新しい教材より最終確認

法改正・白書・一般常識・選択式・間違えた問題を中心に確認します。

短期戦の基本:
「完璧にしてから次へ」ではなく、全範囲を回して戻る。

 

4月から翌年8月を目指すロードマップ

4~8月|先行学習

主要科目の全体像を学びます。最初から細かい数字を全部暗記する必要はありません。

9~12月|本格インプット+過去問

受験年度対応教材へ切り替え、本格的に全科目を学習します。

1~3月|知識を横につなげる

年金、保険制度、届出期限、給付要件などを横断的に整理します。

4~6月|得点する勉強へ

過去問・答練・選択式・法改正・白書統計へ比重を移します。

7~8月|本番仕様に仕上げる

模試で時間配分・読み違い・科目別基準点を下回る科目を洗い出します。

翌年本命のメリットは、「時間が長い」だけではありません。
基礎 → 忘却 → 再学習 → 演習、と同じ論点へ何度も戻れることにあります。

 

初学者・経験者・会社員|4月開始のおすすめルート

📊 比較表:タイプ別4月スタート

タイプ 基本的な考え方
初学者+フルタイム勤務 翌年本命を軸
初学者+大幅に時間確保可能 今年も条件次第
人事労務経験あり 過去問で現在地を確認
社労士再受験者 今年本命候補
前年合格点付近 今年本命を基本

4月以降に外せない6つの対策

1.過去問

テキストを全部読み終わるまで待たず、1科目進んだら対応する問題を解きます。

2.法改正

受験年度に対応した情報へ必ず更新します。

3.白書・統計

直前期に扱う時間を、あらかじめスケジュールへ入れておきます。

4.横断整理

似た制度・数字・要件を横に並べて整理します。

5.選択式対策

択一式だけに偏らず、目的条文・数字・キーワードも確認します。

6.模試・答練

点数だけでなく、時間不足・迷った問題・読み違い・基準点割れを記録します。

 

4月開始なら独学と通信講座どちらがいい?

4月スタートだからといって、必ず通信講座を利用する必要はありません。

ただし、短時間の講義を繰り返しながら重要論点を効率よく学びたい人は、「社労士24」も候補になります。

24時間でインプットが完了する、究極の時短教材の口コミが気になる人は、社労士24の評判・口コミを詳しく見るをご覧ください。

📊 比較表:独学・通信講座

項目 独学 通信講座
費用 抑えやすい 受講料が必要
学習順序 自分で決める カリキュラムに沿える
教材選び 自分で行う 一式で用意されていることが多い
法改正 自分で確認する 講座内で対応されることが多い
短期学習 自分で計画を立てる必要がある 次にやることを決めやすい

特にその年の8月を本命にするなら、教材代だけでなく、「迷う時間を減らせるか」で判断すると分かりやすくなります。

自分で短期カリキュラムを組むのが難しい場合

複数の社労士通信講座を比較して、自分に合う学習方法を確認してみてください。

 

翌年受験なら旧年度教材を使ってもいい?

基礎の先行学習には使えます。
ただし、本格学習では受験年度対応教材へ切り替えます。

大手資格予備校でも、早期スタート時に現年度版を使い、その後に翌年度版へ切り替える講座設計があります。

したがって、「翌年度版が出るまで何もしない」必要はありません。

ただし、

  • 法改正
  • 最新統計
  • 受験年度固有の情報

は必ず更新してください。

 

4月スタートでやってはいけない5つのこと

❌ 1.テキストを完璧にしてから問題を解く
短期戦では、全科目へ到達する前に時間がなくなります。

❌ 2.教材を次々増やす
教材が3冊から7冊になっても、使える勉強時間は増えません。

❌ 3.インプットだけ続ける
本試験では、自分で文章を読んで正誤を判断する必要があります。

❌ 4.苦手科目を完全に捨てる
科目別基準点があるため、科目そのものを切るのは危険です。

❌ 5.合格者の勉強時間だけを真似する
「4月合格」の結果だけではなく、退職中だったのか、週何時間勉強できたのかまで確認しましょう。

 

📥 保存版|社労士4月勉強スタート「今年・翌年」5問診断

使い方:この部分をスクリーンショットして保存してください。

☐ 週30時間以上を試験まで継続して確保できる

☐ 社労士受験・法律学習・人事労務知識のいずれかがある

☐ 主要科目の基礎問題・過去問にすでに対応できる

☐ 7~8月は生活をある程度試験優先へ変えられる

☐ 5~6月までに全科目を最低1回転できる見込みがある


✓ 4~5個
→ 今年8月本命も検討

✓ 2~3個
→ 今年は実戦経験+翌年本命

✓ 0~1個
→ 翌年8月本命

※完全初学者は、YESの数が多くても一段慎重に判断してください。

 

まとめ|4月だからではなく「自分の条件」で決めよう

社労士を4月から始める場合、「もう遅いか」だけで考える必要はありません。

今年・翌年を決める3条件

① 1週間に何時間使えるか
② 今どこまでできているか
③ 全科目で基準点を守れるか

今年8月を本命にする人は、再受験者・既習範囲が多い人・まとまった時間を確保できる人が中心です。

今年は実戦経験+翌年本命なら、今年の受験を翌年の失点分析へ変えられます。

翌年8月を本命にするルートは、初学者・フルタイム勤務・家庭と両立する人に組み立てやすい方法です。

4月から始めたこと自体が遅れではありません。

無理に今年の試験へ自分を合わせるのではなく、自分が合格できるスケジュールへ試験勉強を組み直すことが大切です。

通信講座を使うか迷っている場合も、まず受験年度を決めてから比較してください。

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社労士を4月から始める人のよくある質問

社労士は4月からでも間に合いますか?

翌年8月なら十分な学習期間を取りやすく、その年8月は知識量と確保時間によって判断が分かれます。

4か月で社労士に合格できますか?

実際の合格例はありますが、一般化はできません。

4か月の長さではなく、4か月間に何時間確保でき、何回復習できるかで判断してください。

4月からなら1日何時間勉強すればいいですか?

完全初学者がその年8月を狙う場合、一般的な学習時間を圧縮すると1日数時間規模になります。

まずは1週間の実績時間を測ってください。

働きながら4月から合格できますか?

受験経験者や既習者なら候補になりますが、完全初学者なら高負荷です。

4月から独学でも勉強できますか?

できます。ただし、教材・学習順序・法改正・直前対策まで自分で管理する必要があります。

今年は経験受験にしてもいいですか?

ありです。

ただし記念受験で終わらせず、科目別点数・時間不足・読み違いなどを記録し、翌年の失点分析データへ変えてください。

>> 2年目の社労士勉強法と失点分析を見る

翌年受験なら古い教材から始めても大丈夫ですか?

基礎学習には利用できます。ただし、法改正・統計などは受験年度版へ更新してください。

 

参考文献

 

 

マルイFP労務事務所

いらっしゃいませ。マルイFP労務事務所の公式サイトへようこそ。
ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士の視点から、お金や労働法・社会保険に関すること、社労士受験情報を発信しています。

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