フォーサイトとアガルートで迷っているなら、受講料だけで決めるのはおすすめしません。
結論
✅ 勉強時間が限られ、教材を絞って何度も繰り返したい人
→ フォーサイト
✅ 学習時間を確保でき、幅広い論点までしっかり学びたい人
→ アガルート
フォーサイトは「合格点主義」を掲げ、学習範囲を絞って反復しやすくする設計です。
一方、アガルートは講義・過去問・答練・法改正・白書などを幅広く組み込んだカリキュラムを用意しています。
2社選びで重要なのは、「どちらの教材が多いか」ではなく、自分が本試験までに使い切れるのはどちらかです。
この記事では、最新情報をもとに、料金・教材・講義・問題演習・質問制度・合格実績・返金制度まで比較します。
最後に、スマホへ保存して使える「7問適性診断」も用意しました。
この記事を読めば、フォーサイトとアガルートの比較記事を何本も読み比べる必要はありません。
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✍️ この記事を書いた人

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社会保険労務士・FP/資格・労務の専門サイト運営
社労士試験の受験・不合格・再挑戦を経験し、現在は社会保険労務士として実務に携わりながら資格学習情報を発信しています。
講座選びで大切なのは、人気や評判ではなく、自分が最後まで使える講座を選ぶことです。
フォーサイトとアガルートの違いを比較
フォーサイトとアガルートの最大の違いは、フォーサイトが学習範囲を絞って反復しやすくする設計、アガルートが広い範囲を学ぶ設計であることです。
まずは全体像を確認しましょう。
| 比較項目 | フォーサイト | アガルート |
|---|---|---|
| 主なコース | バリューセット3 | 入門カリキュラム/フル |
| 受講料 | 121,800円 | 261,800円 |
| 学習方針 | 合格点主義 | 網羅性重視 |
| テキスト | 情報を絞る | 情報量が多い |
| 講義 | 1単元最大15分 | 入門フルで約230時間 |
| 過去問 | 過去問講座・Web演習 | 肢別9年分+最新1年分等 |
| スマホ学習 | ManaBun | アプリ・TOKERUKUN等 |
| 質問 | 無制限 | フル50回・ライト20回 |
| 合格実績 | 2025年度 63.0% | 2025年度 29.45% |
| 教育訓練給付 | 対象 | 入門フルは対象 |
| 不合格時 | 条件付き全額返金 | 通常の合格特典はなし |
| 合格時 | 受講料50%報奨金 | 全額返金or3万円 |
| 向いている人 | 効率・反復重視 | 網羅性・学習量重視 |
ざっくり選ぶなら
フォーサイト向き
- 仕事や家事で勉強時間が限られる
- 1回の講義は短い方が続けやすい
- 教材を何度も繰り返したい
- 学習範囲を自分で絞るのが苦手
- 学習計画をシステムで管理したい
アガルート向き
- まとまった学習時間を確保できる
- 教材の情報量が多い方が安心できる
- 基礎から応用まで広く学びたい
- 答練や直前対策まで取り組みたい
- 通信でも講師・受講生との接点がほしい
ここまでは一般的な比較です。実際の講座選びでは、教材が多いか少ないかではなく、その教材を本試験までに使い切れるかを考える必要があります。
料金を比較|安いのはフォーサイト
代表的なフルパックで比較すると、フォーサイトの方が受講料を抑えられます。
フォーサイト「バリューセット3」は121,800円です。
アガルート「入門カリキュラム/フル」は261,800円です。
| 講座 | コース | 料金 |
|---|---|---|
| フォーサイト | バリューセット3 | 121,800円 |
| アガルート | 入門カリキュラム/フル | 261,800円 |
| 差額 | 140,000円 | |
単純な支払額では、フォーサイトが14万円安くなります。
ただし、
と判断するのも早計です。
アガルートには長時間の講義、過去問、実力確認答練、選択式対策、法改正・白書対策などが含まれます。
逆に、これらを使わないのであれば、教材が充実していても費用対効果は下がります。
払った金額ではなく、教材をどこまで使えるかでコスパは変わります。
教育訓練給付制度を使える場合もある
一般教育訓練給付金は、一定の要件を満たして対象講座を修了すると、教育訓練経費の20%・上限10万円が支給される制度です。
注意:最初から「20%OFF」になる制度ではありません。
フォーサイトのバリューセット3は対象ですが、全額返金保証制度との併用はできません。
アガルートも入門カリキュラム/フルが対象ですが、合格特典との併用はできません。
そのため、
「給付金+全額返金+合格特典を全部使えば実質○円」
という計算は避けましょう。
教材・講義・問題演習を比較
テキスト|絞るフォーサイト、広く学ぶアガルート
フォーサイトは合格点主義を掲げています。
満点を狙うのではなく、合格に必要な範囲へ学習内容を絞り込む考え方です。
フォーサイトの基本イメージ
インプット
↓
過去問
↓
間違えた論点へ戻る
↓
再び問題演習
一方、アガルートは基本事項から応用事項まで扱う講義を軸に、過去問、選択式、科目横断、法改正、白書、答練などを組み合わせます。
2社の違いを端的にいうと
フォーサイト:範囲を絞って回す
アガルート:範囲を広く持って穴を減らす
どちらが優れているというより、合格までのアプローチが異なります。
講義|スキマ時間重視ならフォーサイト
フォーサイトのManaBunでは、講義動画が最大15分以内に区切られています。
通勤中に15分、昼休みに15分といった使い方がしやすい設計です。
一方、アガルートの入門カリキュラム/フルは、講義全体で約230時間あります。
詳しい説明を聞いて理解したい人には、講義量の多さがメリットになります。
問題は、
です。
問題演習|アガルートはアウトプットまで厚い
アガルートの入門カリキュラムでは、肢別で9年分、出題形式で最新1年分の過去問集が用意されています。
フルではさらに、実力確認答練・選択式集中特訓・科目横断整理・法改正・白書・模擬試験まで含まれます。
フォーサイトも、基礎講座だけではなく、過去問講座・直前対策講座・模擬試験を組み合わせて学習できます。
選び方の目安
▶ 問題量・アウトプットの厚さを重視 → アガルート
▶ 必要な問題を繰り返して回したい → フォーサイト
スマホ学習はどちらも対応
スマホ学習は、どちらか一方だけの強みとはいえません。
「スマホ対応しているか」ではなく、スマホで何をしたいのかまで比較しましょう。
料金差より重要?「教材を最後まで消化できるか」で比較
フォーサイトとアガルートを比較するとき、料金以上に確認したいのが教材消化率です。
この記事でいう「教材消化率」とは
自分が確保できる学習時間に対して、講座の教材・講義・問題演習をどこまで使い切れるかを見るための判断フレームです。
学術的な指標ではありません。
しかし、働きながら社労士試験を目指すなら重要です。
教材が2倍あれば、知識が自動的に2倍身につくわけではありません。
1周に時間がかかり過ぎると、2周目・3周目に入れない可能性があります。
反対に、教材がコンパクトでも、
「これだけでは足りないかもしれない」
と不安になり、市販教材を次々に追加すれば、フォーサイトを選んだメリットは薄れます。
週10時間が一つの判断材料
アガルート自身も、講座の選択フローで「週10時間未満/週10時間以上」を判断材料の一つにしています。
| 週の学習時間 | 考え方 |
|---|---|
| 7時間未満 | フォーサイト寄り。反復を優先 |
| 7~10時間 | 学習経験・生活リズムも含めて判断 |
| 10時間以上 | アガルートも有力候補 |
| 10時間以上+詳しい教材が好き | アガルートとの相性が高まりやすい |
注意:週10時間を超えれば合格できる、という意味ではありません。あくまで講座を消化する余力を見る目安です。
受験経験者は「初学者用フル」で比較しない
社労士試験を一度受験している人は、前年の得点も確認してください。
択一式で30点以上、または過去問正答率が50%を超えているなら、アガルートでは中上級カリキュラムも候補になります。
つまり、受験経験者の場合は、
だけではなくフォーサイト vs アガルート中上級
まで確認した方が、自分の現在地に近い比較になります。

💡 ここがポイント
教材を増やすと安心感は得られますが、社労士試験では覚えた知識を本試験で判断できる状態まで繰り返す必要があります。特に働きながら勉強する場合は、「持っている教材の量」より「何周できるか」を確認してください。
質問・学習サポートを比較
質問制度は、古い比較記事を見ると現在の内容と異なることがあります。
フォーサイトのバリューセット1・2・3は質問無制限です。
アガルートのKIKERUKUNは、入門フル50回・入門ライト20回です。
質問回数だけならフォーサイト。
一方、講師や受講生との接点まで含めた伴走環境にはアガルートにも特徴があります。
合格実績を比較|63.0%と29.45%は単純比較できない
2025年度の公表合格率を見ると、
フォーサイト:63.0%
アガルート:29.45%
社労士試験全体:5.5%
です。
数字だけならフォーサイトがかなり高く見えます。
しかし、
とは判断できません。
理由は、合格率を計算している対象者が違うからです。
フォーサイトの63.0%は、一定の学習条件を満たし、受験番号を提出した受講生を対象に算出されています。
アガルートは2025年度について、有料受講生の実績として29.45%を公表しています。
| 区分 | 合格率 | 注意点 |
|---|---|---|
| フォーサイト | 63.0% | 一定条件を満たした受講生が対象 |
| アガルート | 29.45% | 有料受講生の実績として公表 |
| 全国 | 5.5% | 社労士試験全受験者 |
💡 合格率を見るときのポイント
資格講座の合格率は、数字の大きさより先に「誰を分母にした数字なのか」を確認してください。全受講生、アンケート回答者、一定の学習条件を満たした人では、同じ「合格率」でも意味が変わります。
「全額返金」を比較|フォーサイトとアガルートでは意味が違う
フォーサイトにもアガルートにも「全額返金」という言葉が出てきます。
しかし、発動する場面はほぼ逆です。
フォーサイトは「不合格時」の保証
フォーサイトのバリューセット3では、条件を満たしたうえで本試験に不合格だった場合、受講料の全額返金保証があります。
ただし、無条件ではありません。
主な条件例
- すべての確認テストで100点
- 学力テストで上位11%
- 本試験で一定以上の得点
- 基準点割れが2科目以下
「ほとんど勉強しなかったけれど不合格だったので返金」という制度ではありません。
合格にかなり近いところまで学習を進めた受講生のための保証と考えると分かりやすいでしょう。
アガルートは「合格時」の特典
アガルートの入門カリキュラム/フルでは、合格すると条件を満たしたうえで、
- 全額返金
- お祝い金3万円
のいずれかを選べます。
全額返金には、合格通知書データ・合格体験記・合格者インタビューなどの条件があります。
「全額返金あり」という○×だけでは比較できません。
フォーサイトは不合格時の保証、アガルートは合格時の特典です。
本試験を受けた人は早期スタート制度も確認
今年の社労士試験をすでに受験し、来年の勉強を始めるか迷っている人は、アガルートの早期スタート安心制度も確認してください。
今年の試験に合格した場合、一定条件のもとで対象講座の支払額が返金される制度です。
フォーサイトがおすすめな人
- 仕事が忙しく、勉強時間が安定しない
- 短い講義を積み重ねたい
- 教材を何度も繰り返したい
- 教材が多いと「全部やらなければ」と感じる
- 学習計画を自分で細かく作りたくない
- 質問回数を気にせず使いたい
仕事をしながら勉強する人
平日は仕事、残業がある日は勉強できない。休日も必ず5時間確保できるとは限らない。
このような人は、最大15分の講義と自動スケジュールを使えるフォーサイトと相性を作りやすいでしょう。
教材を何度も繰り返したい人
社労士試験は、一度テキストを読んだだけで覚え切れる試験ではありません。
講義 → 問題 → 復習 → 再演習
と何度も繰り返す人には、コンパクトな教材がメリットになります。
フォーサイトが合わない可能性がある人
- 細かな論点まで載っていないと不安
- 網羅型教材が好き
- 情報量を自分で取捨選択できる
- 未出論点への不安が強い
アガルートがおすすめな人
- 週10時間以上を安定して確保できる
- 詳しい教材を使いたい
- 未出・応用論点への不安が強い
- 答練・法改正・白書まで幅広く使いたい
- 受験経験があり、さらに知識を深めたい
テキストの情報量を重視する人
「試験に出る可能性が低くても、説明が載っていないと気になる」という人は、情報を絞った教材よりアガルートの方が進めやすいでしょう。
アウトプットまで取り組みたい人
入門フルには、肢別過去問・実力確認答練・選択式集中特訓・法改正・白書・模試などが含まれます。
「後から別教材を探したくない」という人にも候補です。
アガルートが合わない可能性がある人
- 教材を見ると全部やらなければと思う
- 学習時間が安定しない
- 長いカリキュラムを見ると焦る
- とにかく1周を早く終えたい
教材が充実していること自体は悪いことではありません。
問題は、
「教材がある=全部やる」
と考えてしまうことです。
忙しい社会人ほど、慎重に判断してください。
保存版|フォーサイト vs アガルート7問適性診断

まとめ|フォーサイトとアガルートは「使い切れる方」を選ぶ
フォーサイトとアガルートは、どちらも社労士合格を目指せる通信講座です。
ただし、設計思想は異なります。
フォーサイト
効率・反復・時間制約を重視
- 合格点主義
- 最大15分の講義
- ManaBun
- 質問無制限
- 比較的低い受講料
アガルート
網羅性・情報量・アウトプットを重視
- 約230時間のカリキュラム
- 9年分の肢別過去問
- 答練・選択式・法改正・白書
- KIKERUKUN
- バーチャル校舎などのフォロー
アガルートの教材が豊富でも、途中で止まればメリットを活かせません。
フォーサイトの教材がコンパクトでも、不安になって次々に教材を追加すれば効率性は下がります。
まず7問適性診断で候補を絞り、その後に無料体験で、
講義テンポ・テキスト・スマホ問題演習
の3つを確認してください。
その順番なら、「有名だから」「合格率が高いから」「安いから」だけで選ぶより、自分に合った講座を判断しやすくなります。
フォーサイトとアガルートのよくある質問
フォーサイトとアガルートは結局どちらがおすすめですか?
勉強時間が限られ、反復を重視するならフォーサイト。学習時間を確保でき、情報量と演習量を重視するならアガルートが候補です。
料金だけではなく、教材を最後まで使い切れるかで判断してください。
初学者ならどちらがおすすめですか?
初学者だからフォーサイト、あるいはアガルートと決める必要はありません。
仕事をしながら学習時間が限られる初学者ならフォーサイト。基礎から応用まで詳しい説明を聞きながら進めたい人で、学習時間を確保できるならアガルートも候補です。
受験経験者ならどちらがおすすめですか?
前年の得点を確認してください。
特にアガルートでは、過去問正答率50%以上または本試験択一式30点以上を、中上級講座を検討する判断材料にしています。
初学者向けコース同士だけで比較しないことが重要です。
フォーサイトだけで社労士に合格できますか?
フォーサイトには基礎講座だけではなく、過去問・直前対策・模試まで用意されています。
そのため、フォーサイトをメイン教材として試験対策を進めることは可能です。
ただし、「誰でも追加教材が絶対に不要」という意味ではありません。学習状況や弱点によって追加対策が必要になる場合はあります。
アガルートは教材量が多すぎませんか?
教材量が多いこと自体はデメリットではありません。
幅広い論点を確認したい人にはメリットです。
ただし、働きながら学習するなら、すべての教材を完璧に終わらせようとしないことも大切です。
働きながらならフォーサイトですか?
フォーサイトは短時間講義や自動スケジュールがあるため、働きながらの学習と相性を作りやすい設計です。
一方、週10時間以上を安定して確保でき、詳しい教材を使いたい人ならアガルートも十分候補です。
料金が安いのはどちらですか?
今回比較した代表コースではフォーサイトです。
フォーサイト「バリューセット3」が121,800円、アガルート「入門カリキュラム/フル」が261,800円です。
合格率が高いのはどちらですか?
公表値はフォーサイト63.0%、アガルート29.45%です。
ただし、母集団が異なるため、数字だけを直接比較して講座の優劣を決めることはできません。
全額返金はどちらがお得ですか?
制度の目的が違うため、単純比較できません。
フォーサイトは条件を満たして不合格だった場合の保証。
アガルートは条件を満たして合格した場合の特典です。
無料体験では何を確認すればいいですか?
確認するのは3点です。
① 講師のテンポ
② テキストの情報量
③ スマホで問題演習しやすいか
「説明が分かりやすかった」だけではなく、
この講義を1年間繰り返し聞けるか、このテキストを何度も開けるか
まで確認してください。
参考文献
- 厚生労働省「一般教育訓練給付金Q&A」