題名のとおり恥ずかしながら私は社労士試験に6回連続で落ち、7回目で合格しました。
1回目は合格レベルに達することができず惨敗でしたが、2回目以降は模試を予備校3校ハシゴしてもほとんどA判定をもらえるほどだったため、実力は付いていると思っていました。しかしながら選択式の足切りで1点に泣く、を5回続けて味わうことに。
落ちるたびに次回ひとつだけある条件をクリアできなかったら諦めようと思っていたことがありました。それは、
合計点が合格基準を下回ること
これは択一式か選択式のどちらか一方でも、という意味です。
合計点が1点でも合格基準に満たないのは実力不足と言えるのでキッパリ諦めたと思います。合計点は合格基準をはるかに上回っているのに、選択式が1点足りないだけで諦めてたまるかというリベンジの気持ちが強かったのを今でも覚えています。
とはいえ落ちるたびに奈落の底に突き落とされた気分でした。何度でも甦る不死鳥のごとく、奈落の底で傷付いた羽が癒えるまでじっと待つ、そんなイメージを持ちながらモチベーションの回復を図っていました。
私のように足切りだけで残念な結果になった方は、実力はあるけれど運がちょっと足りなかっただけなので、諦めてしまうのは勿体ないです。社労士試験は悲しいかな運も必要な試験ですから、運が回ってくるまで耐えて耐えて頑張るのです。
それと今となっては1年で勝ち抜けた方は少し気の毒とさえ思っています。決して負け惜しみではなく。
なぜならほとんどの人は、1年目は暗記だけで精一杯で、法律の趣旨をよく理解しないまま何となく分かった感じで試験を終えてしまうからです。
2年目以降はその法律ができた経緯や裏側が見えてきて楽しくなりますし、繰り返し学ぶことで脳に残りやすくなるため、決して悪い事ばかりではないと思います。
習得した知識は決して無駄にはなりません。企業勤めでまだ合格はしていない方でも、今の段階で社内から重宝されていませんか。私はそうでした。
人生少しだけ遠回りしてもいいのです。遠回りをした分だけまっすぐ歩いた人より見える景色があります。
それと中には社労士試験を受けたい、続けたいと思っても環境的に叶わない方はたくさんおられます。受験できる環境にいられるだけ幸せだと考えることができれば、また意識は変わってくるのではないでしょうか。
私はそう考えながら毎回試験前までに合格レベルに仕上げ、自分に運が回ってくるのを待ち続けました。